洋服を作る時、商品を飾る時、何気なく洋服を着せているボディ。
パターンを起こす時、シーチングという生地をピン打ちし、形を作り出しますね。
いつも気軽に写真を撮り、ワークショップのお知らせなど、しておりますが。
服に関わる沢山の方々が、お世話になってやまない、
ボディメーカーの ㈱キイヤ様 千駄ヶ谷工場 見学に連れて行って頂きました。
ボディの中身はどうなっているのか?
どのような工程を踏んで作られているのか?
どうやって寸法を守るのか?
ボディって完璧な造形美で、想像しようもありません。
職人技の超絶技巧の素晴らしさ、その貴重さを、是非お話しさせて頂きたいと思います。
張り子のように、ボディの型の中に濡れた素材を張っていき、
人の形になったものを乾燥させ、それがボディの芯の部分になります。
その上に肉体を付けていき、削り出し、細かく細かく線を引いて計測し、
削っては足し、寸法通りに仕上げていくそうです。
張子の紙を乾燥させると、脇線などにバリが出ます。
職人さんがそれを削り出し、美しく肉付けしていきます。
紙だからピンがしっかり刺さるのです。
グリッドを引いて、削り出したり、足したりしています。
彫刻を作り上げるようなモデリング技術です!
ボディの外側に、ワタと厚地の生地を手で伸ばしつけ、画鋲で留め付け、
ピッタリ、ピッタリに伸ばして貼り付け、(手でですよ!)
脇線を絹糸で手まつりしていくのだそうです。
見れば見るほど、全てが勿体ない位の職人技の手作業で、感嘆のため息が漏れました。
これからはもっともっと、ボディを大切にしたいと思います!
完成!!
ビューティフル!
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